ん…?

私の両親は日中は仕事で家におらず、また、弟は朝から友達と遊びに行ってしまい、今日は家に私だけでした。


家族全員を送り出した頃には、もう正午過ぎ。適当に昼食を終え、私は二階の自室で本を読みながら過ごしていました。

しばらくして、一階から弟の鼻歌が聞こえてきました。あれ、いつの間に帰ってきたんだ?と思い、二階から「おかえり。いつ帰ってきたん?」と声をかけましたが、返事は無く、鼻歌だけが聞こえました。ちょっとムッとしたものの、いつものコトなので、大して気に止めずに私は再び自室に戻りました。

本を読んでいるうちに寝てしまい、目が覚めた頃にはすっかり夕方でした。そろそろ夕飯の支度もあるで、私は一階に降りました。一階には、テレビを見ながらくつろいでる弟の姿がありました。

私「お前さぁ、昼間俺を無視したろ。返事くらいしろよなー(笑」
弟『は?俺、昼間は学校にいたよ?』



寝呆けてたのかなぁ。でもはっきり声は聞こえたし…私は誰に話し掛けたんだろ?